見守る教育

「子どもの知能指数に親のしつけはほとんど影響しないことが判明」という記事がありましたが、何かがしっくりきません。親のしつけだけに注目する必要があるのでしょうか?

>親はしつけや養育方法で、自分の子どもを賢くすることができるのだろうか? 確かに学習する習慣や、学習することの重要性を指導することはできるだろう。

>だが、心理学の機関誌『Intelligence』に発表された最新の研究によると、子どもの知能指数(IQ)を決定するのは遺伝子で、親の行動や環境の影響はほとんど受けないことがわかった。

>子どもの知能に関する研究で、それを決めるのは遺伝か?環境か?という議論はこれまでも多く行われている。そのなかでよく言われるのが、親が子どもに読み聞かせをしたり、家族そろって夕食のテーブルを囲んで会話をしたりするなどの行為は、子どもの知能を高めるのに有効であるということだ。

>しかし今回の研究チームを率いた、米フロリダ州立大学で犯罪学を専門にするケビン・ビーバー教授は、過去のそうした研究の多くは実子が対象となっているため、遺伝的伝達が考慮に入れられていないことを指摘。そこで今回の調査は、実子と養子の両方を対象に行ったという。

~・中略・~

>子どもがさまざまな知的刺激に触れる機会を作ってあげることには、社会性を育むなどのいくつもの利点がある。ただ、知能の高い子どもを育てたい一心で、「子どもに良い影響を与えなくては」と親が神経質になったり、無理をしたりする必要はないということだという。

>またビーバー教授も、良いしつけとは正反対のネグレクトやトラウマは、子どもの知能に負の影響を与えるだろうと強調しており、「親の行動がIQには影響しない」というのは、あくまでもその親の行動が正常な範囲におさまっている限りにおいてだと話している。(リンク)<

上記の考え方は、子育てに親が積極的に関わることを前提としていますが、
基本的には親の役割は、子どもを見守ることです。

子育て4訓(リンクより)
一、乳児はしっかり肌を離すな
一、幼児は肌を離せ手を離すな
一、少年は手を離せ目を離すな
一、青年は目を離せ心を離すな

子どもの成長段階に比例して、少しずつ距離を離してゆきながら、子どもの成長のひとつの過程として受け入れて、プロセスを見守っています。親・大人主導ではなくて、子ども一人ひとりの姿を見ながら対応する、見守る教育・子育てが注目されています。

村田頼哉

 にほんブログ村 その他日記ブログへ
 (ありがとうございます

posted by staff at : 19:49 |コメントする    Print This Post


子供と親の関係も崩壊か!?!?共認機能を低下させるツール

言葉で感情を伝えることのできない赤ちゃんは、泣くことでしか表現することができません。お腹がすいているのか、おむつを替えてほしいのか、もしかしたらどこか痛いのか…泣き声だけで判断するのはとても困難です。
どうして赤ちゃんが泣いているのかわからないと、子育ても大変。「なんで?」が積もり積もってストレスになり、産後うつになってしまうママも少なくありません。
そんな子育てを手助けするために「赤ちゃんの痛みを計測する」という研究がオックスフォード大学で進んでいます。
痛みを感じたときの
赤ちゃんの「脳波」の違い
Medium 932192337e442307e609b0e5ed420372244ed8a5
小児科のCaroline Hartley氏とRebecca Slater氏による研究では、赤ちゃんの脳波にも大人の脳波と同様「痛みを感じたときだけ」に現れる、明確なパターンがあるといいます。
実験では合計72名の新生児を対象に、足に軽い刺激を与えたときの脳波を測定。
そのデータをもとに作られたのが「赤ちゃんが痛みを感じたときに現れる脳波(EEG)」のテンプレート。これを使えば、赤ちゃんが痛みを感じているかどうか、どれくらいの痛みを感じているかを測定できる、というわけです。
Medium d9f4def8bd4a82c0cc370d5f267f50c4612c93f2Medium 93358d3dd7050c75bd89799688fba76d6a452a1a
実用化には
まだ課題あり
Medium 3e2b623fb181aafb23f214c7989a48ff20c481c8
その後の検証で、赤ちゃんに刺激を与えた際に、テンプレート通りの脳波が測定できた割合は65%だったそう。高い数値に見えるかもしれませんが、痛みが伴わない刺激を赤ちゃんに与えた際にも、64%の割合でテンプレートに似た脳波が現れています。
データにはまだまだ向上の余地があり、実用化までには少し時間がかかりそうです。
Medium fdab59db65d83f5416ef2126369f855fb5be056fMedium 41025ac2668675e50ab82222163cd4a15f99b96c
発展途中とはいえ、この試みが成功すれば新生児の医療現場は随分状況が変わってくることが予想されます。
今まで赤ちゃんの痛みの反応については、鼻孔の広がりや眉の膨らみ、心拍数など外見による、主観的な判断が主流でした。一方でEEGテンプレートは、世界初の客観的な指標になるのです。
研究が進むにつれ、子育て中に赤ちゃんが泣いている理由がわからず途方に暮れる…なんて機会も少なくなるかもしれません。今後の進展に期待が高まりますね。

大川剛史

 にほんブログ村 その他日記ブログへ
 (ありがとうございます

posted by staff at : 19:15 |コメントする    Print This Post


「思春期の男の子が吠える“うるせぇ”の意味」

リンク
「男の子が思春期にさしかかったら、子育ては引き算です。これまでとやり方をガラリと変えて臨んでください。子ども扱いしすぎることが、親子の関係を悪化させます。とはいえ、突き放して安心できるほど大人になりきれないのが、この時期の特徴です。どう手放してどう見守るか。その頃合いが、今後の息子さんの人生を決めます」

 そう語るのは、開成中学校・高等学校の柳沢幸雄校長。“開成”といえば、東大合格者数36年連続日本一で知られる名門進学校だ。その柳沢校長が、この春に出版した『母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方』(秀和システム刊)には、母親が思春期の男の子と向き合うための具体的な方法論が詰まっている。詳細は本書を読んでもらうとして、そもそも思春期の男の子が急に無口になり、何かを話しかけても「うるせぇ」としか言わなくなるのはなぜなのか、その心理について解説してもらった。

◇   ◇   ◇

 開成中学校・高等学校は男子校です。開成の保護者会では、こんな言葉が飛び交います。

「最近、息子がまったく口をきかなくなった」
「あれこれ質問すると、めんどくさそうに『うるせぇ』と吠える」
「わが子なのに、どう扱ったらいいかわからない」

 男の子の思春期は、母親にとって未知の迷宮です。無口になる、怒鳴る、無視する。友達や部活の仲間が最優先で、何やらつるんで怪しげなことをやっている。急に性的なことに興味を持ち始めるのも、母親にとっては衝撃でしょう。

 でも、これらのことにはすべて理由があります。その理由や本人の思いを理解せずに接すると、「うるせぇ!」のひと言を残し、部屋にこもる。それが思春期です。

 思春期男子が家族に発する会話には、「三語主義」「四語主義」があるというのが私の自説です。三語主義は、「メシ、風呂、寝る」の三語のみ。四語主義は「メシ、風呂、寝る、うるせぇ」の四語で会話を済ませようとすることです。

 なぜこんなに短くなってしまうのか。男子は思春期になると、親が介入しない世界が楽しくなってくるからです。男だけで群れて遊ぶ世界、あるいは、部活の先輩・後輩で成り立つ世界。そこには、仲間内だけで通じ合える会話やルールがあります。だからこそ楽しい。まさに「大人にはわからない楽しい世界」が生まれるのです。

 こういう世界が存在すること自体を、好意的に思わず、理解しない母親は多い。わからないから、的外れなことを言ったり、心配して「やめなさい」などと言う。それが「うるせぇ」わけです。理解してくれないのなら、口をききたくない、ということです。

「それなら、きちんと説明してくれればいいじゃない」と反論したくなるでしょう。いや、きっと息子は、一度は説明しているはずです。彼なりのつたない言葉で一生懸命に説明したのです。しかし、多くの場合、母親は息子の言葉をさえぎるように、「なにそれ」と批判的に言う。あるいは、「そんなことやって、学校からどう思われるか」などと、世間体を気にするようなことを言うのではないですか?

 多くの男子は、この時点で貝のように口を閉ざしてしまいます。「もう母親になんかわかってもらわなくてもいい、めんどくせぇ、うるせぇ」となる。

「ちゃんとわかってほしい」と思う殊勝な子なら、母親のコメントに我慢しながら、自分の周囲の人間関係、母親が知らない自分の好みや空間などを、なんとか説明しようとするでしょう。わからない人に辛抱強くわかるまで伝えるのは、大変なことです。

 仲間内ならあっという間に理解し合える内容を、一から十まで説明しなければわからない。一生懸命に言葉を尽くそうと努力しているのに、思うように自分を理解してくれない。自分なりにちゃんと伝えたつもりなのに、最後にまた批判される。そうなったら、やはりもう話す気になれないでしょう。

 そもそも男の子は、息子の何もかもを知ろうとする母親が「うるせぇ」のです。母親に知られたくない、介入してほしくないことがたくさんあるのに、知ろうとするのが「無理!」。根掘り葉掘り聞かれること自体に、うんざりします。

本当は、心の底で母親を頼っている?
 しかし、「うるせぇ」と言いながら、まったく母親を無視し、頼っていないわけではないのです。思春期を迎え、母親の庇護から離れようとし、母親の知らない世界に羽ばたいていこうとするのですが、そこには荒野が待っています。新しい人間関係や環境に緊張が高まり、自分ひとりで乗り越えていけるかどうか、自信がないのが本心です。

 だから、「うるせぇ、黙ってろ」と言い放ちながら、その言葉の後ろに「本当は、不安でたまらないんだよ、母さん」と、心の中で付け加えているのです。乱暴に言えば、「うるせぇ」は、「ねぇ、母さん」と同義語です。

 母親側から見れば、「そんな理不尽なこと!」となるでしょう。でも、思春期の男子は、理不尽のかたまりです。親への反抗心と、親に頼りたい気持ちが一緒になり、はなはだ失礼な言動を重ねます。混乱のときなのです。そんな混乱している自分をどうしていいのか、うまく対処できないのです。

 だから、「うるせぇ」と言っているうちは、まだ少し自分を頼りにしていると解釈し、生意気な息子を受け入れてあげてください。それぐらいの気持ちで接したほうが、息子は母親に対して好意を持つはずで、いい距離も保てます。「うるせぇ」と言う息子をつかまえて、さらにガミガミ言うと、完全に口を閉ざします。

 子どもが離れて行こうとするときには、親は追いかけないことです。逆に、少し離れて静観してください。危なっかしくて見ていられないと思っても、そこはぐっとこらえてただ見つめるしかないのです。

 そうしているうち、息子は少しずつ成長し、「メシ、風呂、寝る、うるせぇ」のほかに、もう一語、「ありがとう」が加わるときが来ます。「五語主義」になったら、男子の成長も反抗も一段落だと考えていいでしょう。

大森久蔵

 にほんブログ村 その他日記ブログへ
 (ありがとうございます

posted by staff at : 19:01 |コメントする    Print This Post