子育てと怒り~誰かに受け止めてもらう~

リンクより 引用します。
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これまでの日本の子育ての最大のネックは、「否定的関わり」の積み重ねによって子供の正しい姿を作り出そうとしてきたことです。

「否定的関わり」とは、
ダメだし、注意、叱る、怒る、脅す、自尊心を傷つける、支配する、コントロールする、疎外、他者と比べる、体罰など

これらが世代間で再生産されます。

それをされた子は、やがて親になったときに我が子にもそうせずにはいられなくなります。
(例えば、体罰を受けた子供が大人になって子供に体罰を振るう確率は60%を超えます)

また同時に、その個人の内的にも再生産されます。
自身を、自分はダメなのではないか、自分が悪いのだ、努力や我慢が足りないのではないか・・・・・・、そういった自分で自分に否定を積み重ねる、精神的な否定の再生産をする性格を持たされてしまいます。

それらは、必然的に自己肯定感の低さ、対人関係の苦手さを獲得させてしまいます。

この自己肯定感の低さ、もっといくと自己否定感ですが、それがあると、それゆえに自己防衛が強くなることがあります。それの程度が上がっていくと、少しでも自分が否定されたと感じたときに、一生懸命自己弁護したり、他者に攻撃的な行動に出る場合があります。
また、自身が否定されることが怖いので、先回りして自身が否定されないように、他者に支配的だったり、我の強い関わりを出すといったことも起こります。

そういった大人の姿の根っこを見ると、幼少期、またはそれ以降の、強い否定や自尊心を傷つける他者からの関わりが大きな影響を与えています。

だからこそ、こういった負の連鎖を断ち切る関わりが、現代の子育ての中では必要になっています。

映画館でのケースなど、僕はそれをしてしまう人の気持ちが理解できずに言っているわけではありません。ですから、誰も責めているわけではありません。
むしろ、普段の自分が否定されたと感じた人からの、感情的な批判や反発があるだろうなということも飲み込んだ上で述べています。

(ああいったケースでのより適切と言える関わりの一例を示すとすれば、なにも子供の自尊心を傷つけたり過剰に威圧するいい方をする必要もなく、ただありのままの事実「ここで騒ぐと周りの人の迷惑ですよ」、自身の心情「私はそうされたら困りますよ」というのを、ひとりの人間に対するように伝えればよかったのです。しかし、実はそれまでの関わりでもそのような強い支配の関わりを重ねていると、そういった自尊心にまで響くような強い否定を使わなければ子供がいうことを聞かなくなってしまうといった背景がある場合もあります)

子育ての問題は、それをする人の非常に内面的な部分が関わってきます。
なので、いくら誰かに言われたとしてもその人自身が変えよう、変わろうと思わなければ変わるものではありません。

なにがしかのことを得てそれでプラスの方に変える人もいれば、感情的に反発しつつも取り入れていく人もいるでしょうし、まったく受け入れられずに怒りや攻撃、自分が責められたという恨みを残していく人もいることでしょう。

◆誰かに受け止めてもらう

子育ての話でなくとも、なんの話でもかまいません。
人と会話すること、特に自分の話を聞いてもらうことは、怒りのプールをやわらげることにつながります。

誰かに自分の話を(否定されず)聞いてもらうと、人は晴れやかな気分になります。
おそらくそこには、自己肯定に類するものがあるのでしょう。

また、子育てはストレスフルなものですが、それは対人関係由来のストレスです。この対人関係由来のストレスを解消するのにもっとも効率がいいのは、人との関わりによって解消される行為です。

ですので、他者との気楽な会話や自分の話を受け止めてもらうことは、子育ての安定につながります。

ときに、これの逆があります。
多いのは配偶者の無理解です。

男性であれば奥さんから、女性であれば旦那さんから、理解してもらう受け止めてもらうどころか、逆に責められるといった経験は非常につらく、この怒りのプールを加速するようなものです。

大事なのは、「ああ、そうなんだ~」の精神です。

子育てのグチや仕事のグチ、なにかの大変さなど、人が言ってくるときその人が求めているのは、たいていの場合、より効率の良いやり方などの助言ではありません。
まずは、自分の心情への理解、同意を求めているのです。

ですから、まずは「ああ、そうなんだ~」と受け止める姿勢で聞くことが大切です。

ただ、往々にしてそれは簡単に思えて難しいものです。
ついつい、なにか自分の意見を差し挟みたくなってしまいます。

もし、パートナーである人が理解のある人でしたら、5分だけ「ウンとソウダネ」タイムをやってみましょう。
「おねがい、5分だけでいいからウンとソウダネしか言わないで私の話を聞いて。私の番が終わったら今度はあなたの話を聞くから」と。

なにかグチをこぼすだけで、「なにいってんだ自分の方がよほど大変な思いをしている!」と言ってくるような人である場合、これは難しいのでそういう人には求めない方がいいでしょう。

子育て広場のようなところが近くにあって、そこで気兼ねなくお話ができる「場」を持っている人はそういうところにいくのもいいでしょう。

しかし、自己肯定感の低さや対人関係の苦手さ持っている人の場合、そういうところに行くのはストレスにしかならないということもあると思います。
そんなときは無理に行く必要はありません。

人は、つらいと思うことをムリしてする必要はないのです。
むしろ、この問題にある人ほど、ムリなことを頑張ろうとしてしまう傾向があります。
「嫌なことを頑張らなくていいんだ」と自分に言ってあげましょう

いまできずとも、この先ムリなくできる日が来るかもしれません。
焦ることはないのです。

(引用終わり)

 

 

 

 

秀凜

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 (ありがとうございます

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