赤ちゃんは語学の天才~生後半年までの赤ちゃんは世界中の言語を聞き分ける①

各界の第一人者がプレゼンテーションを行うラーニングプラットフォーム「TED」で、興味深い講演を行っている。

それによれば、赤ちゃんは不思議な事にあらゆる国の言語を聞き分けられるという。日本人は英語のネイティブスピーカーにとっては全く異なる音であるLとRが聞き分けられないことが知られているが、生後半年の赤ちゃんはきちんと聞き分けられるというのである。

これはいわゆる臨界仮設と言われており、世界中で広範に見られる現象だがまだ厳密に脳の中で何が起きているのかは判明していない。人間の脳の可塑性と観念による封鎖、そしてその可能性を示している。

以下、Transcriptから引用する。

パトリシア・クール 「赤ちゃんは語学の天才
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この赤ちゃんをご覧ください 愛らしい瞳や 触れてみたくなる肌に 惹かれることでしょう でも今日お話するのは 見ることのできない部分 赤ちゃんの小さな脳で起きていることについてです そこではロケット科学に劣らぬ 高度なことが起きていることを 最新の神経科学の装置は示しています そして私たちが解明しつつあることは ロマンチックな作家や詩人が 「天のごとく開かれし心」と称える 子どもの心に 光りを 当てることになるでしょう

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こちらは インドに住む母親で 最近まで知られていなかった コロ語という言葉を話します 赤ちゃんに話しかけています この母親や 世界に800人ほどいる コロ語を話す人たちは 言葉を守り伝えるために 赤ちゃんに話しかける必要があるのを分かっています ここに重要な謎があります 私たちのような大人に話すのでは どうして言葉を守り伝えられないのでしょう? 鍵は私たちの脳にあります この図が示しているのは 言語の習得には「臨界期」があるということです この見方ですが ご自分の年齢を横軸に探していただくと (笑) 縦軸の値が 第2言語の習得能力を示しています 子どもは7歳になるまで 語学の天才なのです それから一貫して能力は落ちていき 思春期以降は欄外まで落ちてしまいます この曲線自体に異論を唱える科学者はいませんが なぜこのようなことになるのか 世界中の研究機関が研究しています

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私の研究室では 発達における 最初の臨界期に注目しています それは赤ちゃんが 自分の言語で 使われる音を 習得しようとする時期です 音がいかに学習されるのかを研究することで 言語の残りの部分や 子どもの社会的 感情的 認知的発達における 臨界期についてさえ モデルを得られるのではと考えています 私たちは 世界のいろんな場所で 様々な言語の音に対し ある方法で 赤ちゃんの研究をしています 赤ちゃんを親の膝に座らせて “アー”から“イー”のように 音が変わったら頭を動かすよう訓練し いいタイミングでできたら 黒い箱がライトアップされて パンダが太鼓をたたきます 6ヶ月の赤ちゃんは これを喜んでやります

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何が分かったのでしょう? 世界の赤ちゃんたちはみんな 私に言わせると 世界市民なのです 彼らはあらゆる言語の音を聞き分けられます どこの国で試そうとも どの言語を使おうともです これは驚くべきことで 大人にはできないことです 大人は文化に縛られた聴き手なのです 自分の言語の音は聞き分けられても 外国語の音は聞き分けられません そこで疑問となるのは どの時点で世界市民から 言語に縛られた聴き手へと変わるのかということです その答えは 最初の誕生日を迎える前です これは 東京の赤ちゃんと シアトルの赤ちゃんについて /ra/と/la/を聞き分ける テストの成績を示したものです /r/と/l/の区別は英語では大事ですが 日本語では違います 生後6〜8ヶ月の赤ちゃんでは 違いが見られません それが2ヶ月たつと驚くべき変化が現れます アメリカの赤ちゃんは成績が良くなり 日本の赤ちゃんは悪くなります しかしどちらの赤ちゃんも 自分が身につける言語を学ぶ準備をしているのです

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ここで疑問になるのは この重要な2ヶ月の間に 何が起きているのかということです 音の理解が発達するこの時期に 頭の中では何が起きているのでしょう? 2つのことが起きています 1つは 赤ちゃんは熱心に私たちに耳を傾け 私たちの話し声を 統計処理しているのです 2人の母親が 「マザリーズ(母親語)」を話すのを聞いてみましょう これは子どもへの話しかけで 世界共通に見られるものです 最初のは英語で 次のは日本語です

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(英語) ああ あなたの大っきな青いおめめが大好きよ なんてかわいくて素敵なのかしら

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(日本語) わあー 大きな茶色いおめめ そしてきれいな黒い髪

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発せられる言葉を 赤ちゃんが聞くとき 赤ちゃんがしているのは 聞いている言語を 統計処理するということです そしてこのような分布ができあがります 分かったのは 赤ちゃんは この統計に対して敏感であり 日本語と英語で この統計はとても違っているということです 英語では/r/と/l/の分布が 大きく現れています 日本語の分布は全く異なっていて 「日本語の/r/」として知られる /r/と/l/の中間の音が見られます 赤ちゃんは 言語の統計を吸収し それが脳を変化させるのです 世界市民から 私たちのような 文化に縛られた聴き手へと変わるのです 私たち大人は もはや統計を吸収しません 私たちは発達の初期に形成された 記憶の中の表現に支配されているのです

以下続きます

匿名希望
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 (ありがとうございます

posted by staff at : 11:44 |コメントする    Print This Post