大人のダメ行為が教育を邪魔する  1/2

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●大人の低レベル行為が世の中で数多く見れる
現在の教育制度では、狭い意味の学問を中心に、多くの教科を生徒に教える。また、かなりの時間を学校で過ごす。しかし、学校で教える以外の情報も、生徒に入ってくる。テレビのニュースや雑誌の記事だけでなく、近くにいる大人の会話、友達から聞いた話なども情報源だ。また最近では、インターネットを通して様々な情報が得られる。

こうした情報の中には、きちんとした教育を邪魔するものも含まれる。その代表が、大人の低レベルな行動だ。数え切れないほど多くあるが、主なものを挙げてみよう。

政治家が悪い点を追求されたとき、取って付けたような理由を述べて済ませようとする。しかも、ほとんどの人が信じていない状況でも、政治家を辞めずに続けられてしまう。また、薬害などの重大な問題が起こった場合、官僚は白々しい答弁で反省しないし、組織改革などもまったくやらない。産業廃棄物の不法投棄が世の中で大問題になっても、有効な手を打てないどころか、腰が引けたような動きしかせず、迅速に対処しようとしている姿勢すら見えない。他の問題に関しても、似たような低レベル行為が数多く見受けられる。

重大な問題だと、マスメディアや市民運動家が状況の改善を求める。しかし、指摘された側では、その対応すら低レベルなことが多く、白々しい答弁で済ませようとする。この種の行為を追求したときに共通するのは、悪いことをしても謝らないとか、開き直ってしまう発言だ。さらに、報道番組が追求したときなど、やばいと感じた組織は取材拒否を通す。民間の企業だけでなく、省庁やその外郭団体も数多い。省庁の場合は税金で運営されているのに、なぜ逃げられるのか不思議に思うだろう。

問題を解決できなかったり、追求されたときの低レベルな対処を見たら、生徒がどう感じるだろうか。こんな人が要職に付けることに驚くし、そのままで居続けられるのを知って、さらに驚くだろう。

もっとも影響の大きいのが、官僚のダメ行為だ。官僚になっているのは、現在の教育システムでトップを走っていた人たちである。そんな人が、無駄な施設を作り続けるとか、重大な問題に対処できないとか、情けなく答弁している現実を見たら、現在の教育システムに疑問を持つのも当然であろう。今の学校の勉強を頑張っても、こんなレベルの人にしかなれないのかと。

余談だが、この現象こそ、既存の教育システムの大問題を表している。教育の効果は何なのか、本当に役立つ内容を教えているのか、といった疑問につながる。これは別なテーマなので、本コーナーの他のページを参照してほしい。

●大人のせこい行為が、生徒の周囲に目白押し
大人の小さなダメ行為も、教育に影響を及ぼす。たとえば、道路などにゴミを捨てるなと教育しても、世間の大人が道路を汚しているのを見たら、教師の注意に従おうとは思わない。実際、日本中の多くの道路では、タバコの吸い殻が捨ててある。これは明らかに人間が捨てたもので、道路を汚す主役となっている。人の多い都会では、吸い殻を捨てる現場を簡単に見れるほど、日常化している。ゴミ捨てを注意された生徒は、吸い殻を捨てている大人は何も言われなくて、なぜ自分だけが言われるのか、納得できないはずだ。

生徒が普通に生活していると、両親以外も含めて、大人の会話を聞いてしまう。その中には、せこく立ち回るような発言も含まれる。何かを猫ババするとか、誰かをだまして一儲けするとか、正直に生きるのとは正反対の内容だ。知らない人の話も偶然に聞いてしまうため、一人の生徒が多くの大人と接し、たいていの生徒がせこい発言に出会う。

生徒の年齢が上がると、世の中の仕組みも見えてくる。とくにダメなのが、表向きだけの発言と、実際の行動や本音が大きく違う組織や人だ。建て前では良いことを言いながら、裏で反対の行為を続けている人の存在を知ってしまう。

ダメ行為を何度も見ると、それが現実の社会だと信じて当然である。いくら学校できれい事を言っても、建て前で言ってるだけだと疑ってしまう。実際、ダメ行為は現実に存在しているし、今後も続くし、なくなる見込みはゼロに等しい。こんな世の中で、きれい事を生徒に言わなければならない教師は、相当に大変である。

加藤俊治

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