若手とシニアがタッグを組めば、社会が変わる①~「逃げ切った世代」と「逃げ切れない世代」~

60~70代は「逃げ切った世代」。
40~50代は「逃げ切ろうとする世代」。
20~30代は「逃げ切れない世代」。
こう名付け、分析された面白い記事がありました。
そして、「逃げ切った世代」と「逃げ切れない世代」には意外な共通点があるという視点、そしてそこに可能性を見いだしているのは、確かに!と共感しました。

若手とシニアがタッグを組めば、社会が変わるリンクより抜粋引用します。

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■60~70代は「逃げ切った世代」、20~30代は「逃げ切れない世代」

現在60~70代のいわゆるシニア世代の方々は、「逃げ切った世代」だと僕はとらえている。
この世代は、バリバリと働いて日本の高度経済成長を支え、バブルの絶頂も経験し、そして華麗に引退していった方々だ。
これから日本社会が直面することになるであろう経済の停滞や社会保障制度の崩壊などといった課題には、直接的に対峙せずに済むという意味で、「逃げ切った世代」というわけだ。

それに対して40~50代の方々は、「逃げ切ろうとする世代」と表現できるのではないかと思う。当然ながら、この世代は現在の日本社会の屋台骨となって活躍されている方々だ。
しかし、さまざまな問題が噴出している現在の日本社会においても、今敷かれているレールの上を全力で走っていれば何とかなると考えている人たちが多い世代でもあるように思う。失礼な言い方をあえて選んでしまうと、目前に迫った絶望的な社会情勢から「逃げきろうと必死になっている世代」だととらえることができるかもしれない。

実際、企業の中でみても、この世代の人たちには、「逃げ切った世代」がつくってきた既存の枠組みを、それが今の時代に合っているかを無視して、とにかく守り抜こうとしている人たちが多いように思える(繰り返しですが、あくまで乱暴な紋切り型の世代論なので、この世代の方々の全員を指しているわけでは決してありません)。

そして最後に、今30歳の自分を含む20~30代の若者世代は、「逃げ切れない世代」だ。
この世代は、いわゆるバブルというものを経験したことのない世代である。
自分自身のことを振り返ってみても、幼い頃から「バブル」という言葉には必ず「崩壊」という言葉が一緒になって耳にしていたし、学生時代にはライブドアショック、そして社会人になると同時にリーマンショックを経験している。経済的な意味で成功を収めることについて、リアリティを持たずに人生を送ってきたように思う。
そのため、今の20~30代は、既存のレールの上を進んでいても、その先に上の世代が歩んできたときのような道は続いていないことを本能的に悟っている。
同世代の友人たちを見ていると、自分たちのことを「逃げ切れない世代」であるとハッキリと自覚している人間が本当に多いと感じる。

2011年12月にマクロミルが実施した調査によれば、「いちばん幸せなのはどの世代だと思いますか?」という質問に対して、20代の46%、30代の54%が「親、祖父母世代」と答え、一方で50代以上、特に60代では「自分の世代」という答えが圧倒的だったという。
「幸せをどのように定義するのか」という議論は無視して考えたとしても、これはなかなか絶望的に見えるデータではないかと思う。

■二極化する「逃げ切れない世代」

そうした若者を心配する世間の声は多く、起業してからというもの、「あなたのような起業家から見て、最近の若者は元気がないと思わないか」と聞かれることが多い。
ただ、そのたびに、僕は思わず答えに窮してしまう。なぜなら、自分の周りの人間たちを見ていると、どうも同世代は大きく二極化していっているように思うからだ。
これまで書いてきたように、「逃げ切れない世代」であることを自覚した今の若者たちは、このままではマズいという痛烈な危機感を直感的に持っている世代だ。
ただ、この危機感をどのように受け止めるかによって、この世代は大きく2つにわかれる。

ひとつ目のタイプは、危機感によって安定志向に向かう層だ。この層の人たちは、危機的な状況になっていることを受けて、財政基盤が安定した企業で働くことや公務員になることを志向する。とにかく何か安定したものにしがみつかなければならないと、切実に思っている人たちは、僕の周りにもとても多い。

2つ目のタイプは、危機感があるからこそ、新しいチャレンジをしようとする層だ。歩いている道の途中で「この先に道はありません」という標識が出ているのを見つけて、「ならば新しい道を自分で切り開こう」というのが、この層の考え方だ。
この層は、既存の価値観で考えたら不幸すぎる世代だからこそ、既成概念を覆すような、とてつもなく革新的なアイデアや思想を生み出せるとポジティブに信じ切っているのだ。
今の危機的な状況から逃げようと思えば、他国に移住することだってできるかもしれない。でも、そうした課題を逆にチャンスだと考えて、その課題を解決することに嬉々として立ち向かっているのが、彼らのメンタリティだ。

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「若手とシニアがタッグを組めば、社会が変わる②」に続く。

宮谷和枝

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